- Tエンジニア歴18年目です
- 転職して4年経ったので今の気持ちをまとめます
- 結果として転職してよかったと今でも思える
2016年7月に生まれて初めての転職を行い、今年で4年目を迎えました。
そこで、転職してから感じた「本当に転職してよかった」と思えることをこの機会にまとめてみます。
転職を考えている人や、今不毛な職場で煮湯を飲んでいる状態のような人の、少しでも参考になれば嬉しいです。
- 転職してよかったと思える9つのこと
- 前職と現職との圧倒的な違い
- 転職は勇気が必要だけど、迷ってるならしてもいいと思う
其の壱:残業がほとんど無い
もともと面接の時から、残業はあっても日に1時間程度と話は聞いていたのですが、本当にここまで残業がないものかと、衝撃を受けました。
この業界では残業なんて当たり前。
もちろん波はありますが、9時に帰れたらその日は早くてラッキー!みたいな文化があると思います。
そういった環境にずっと身をおいていたので、最初は逆にちょっと落ち着かない部分もありました。
リリースや過渡期なんかは多少の残業もありましたが、基本的に社員全員が8時ごろにはもうほとんどいません。
そうやって無駄に残業しない文化が定着してるんだなって思いました。
其の二:理不尽なストレスからの解放
前職ではそれなりの立場で、幹部社員として立ちまわってました。
そのため、上からの理不尽な物言いや、ストレスのはけ口にされることも多く、自分のストレスは常に溜まりっぱなしでした。
断れない飲みに誘われ、永遠と愚痴を聞き続ける日々からもおさらばです。
其の三:スタートアップへの参加
転職して配属された部署は、新規事業の開発部署でした。
スペシャリストとしての採用枠で、はじめの2,3日はやっていけるかどうか不安でしたが、いまでは新しい仕組みを1つずつ考えながら構築できることがとても楽しいです。
すでに構築されたものの作業するよりも、新しいものを1から考えながら、技術選定、検証まですべてを自分で行える環境は魅力的です。
常に新しい技術を追い求めてアンテナを貼り続け、勉強をし続けなければならない環境ですが、それもとても刺激的です。
其の四:最新技術への理解
前の会社でも新しいシステムを立ち上げようとする話はありました。
その時に「古い資産で作るのではなく、技術力向上も踏まえて新しい技術を取り入れよう」と提案したこともありました。
提案は受け入れてくれたのですが、最終的には、私の意見は切り捨てられ、古い資産での構築が進むことになりました。
理由は進捗がなかなか上がらないから。
そりゃそうです。
新しいシステムを作るにしても、予算はありません。
土曜や日曜、平日の深夜に自宅で作業しろと言われ、それでも自分のためにと思い進めましたが、そんな合間作業では新しい技術の習得はなかなか進みませんでした。
それが今ではちゃんと調査期間、習得期間をじっくりと設けていただけてます。
入社して数ヶ月はほんとに調査・勉強期間でした。
そのおかげて、当時初めて実践したreactでのフロント環境開発ですが、一通りの理解ができ、アプリ構築できる基盤は作成することができました。
其の伍:出向しないという安心感
前職は同じIT業界ではあったもの、SES形態の仕事がメインだったので、基本的に顧客先に常駐しての作業でした。
契約期間は1ヶ月単位から数年単位まで。
1ヶ月契約の場合は、契約更新されるのか、それとも他の現場に移るのか、毎月のように気になっていました。
どんなに現場の人に必要とされ、長期契約のお話を頂いていても、他にもっと単価のいい案件がある場合は、勝手に現場が変わることもあります。
現場が変わるにしても、もちろん勤務場所も選べません。
家から近いところ、逆に遠いところだと2時間以上かけて通勤することもありました。
そういう仕事外での負担要素での心労がなくなったのはすごく良かったです。
其の六:業務に対するモチベーション
前の会社でも仕事はきっちりと成果を出すようにやってきたつもりです。
ただ、どこかでこう思っていました。
「どんなに良いものを、良い仕組みを作っても、それは他社の資産にしかならないんだよな」と。
もちろんそのがんばりの対価としてお金をもらってたんですが、どんなにいいものを作っても、自分の所属する会社にはその月のお金しか入らないで、その日暮らしの自転車操業だと思ってしまいます。
SESを主軸としているIT会社ではほとんどそうなのかもしれませんが、そう思ってしまうと、できるだけ手をぬくようになり、やっつけ作業をすることも多かったと思います。
その点、今は頑張っていいものを作れば、それが会社の資産となり、永続的にお金を産むものとなる。
自分の成果で売上を何倍にも貢献ができる可能性があると思うと、モチベーションも嫌でも上がります。
其の七:土日の束縛からの開放
前の会社では前述したとおり、新しいシステムの構築を今も進めています。
土曜日に、日曜日に、平日の深夜に。
もちろん無給で。
やらないと評価が下がり、文句を言われるのが目に見えているので、全社員が嫌々やっていました。
私も平日は毎日夜遅かったので、作業は実作業は深夜に、土曜日、日曜日の集まりには立場上参加しないわけに行きませんでいた。
そんなんでいいものができる訳ありません。
今思うと家族を犠牲になにをやってたんだろうとしか思えません。
其の八:安定した年俸
前の会社も今の会社も年俸制での雇用です。
前職では年2回のボーナスがあり、月の給料は固定です。
現職は完全に年俸制なので年俸を12分割した金額が月の固定給となります。
一点前職の方がボーナスがある分いいように思えますが、そのボーナスが酷いものでした。
年俸制なので、ボーナスの金額は2ヶ月分などと固定で決まっているのかと思いきや、金額は変動です。
良くて1.5ヶ月、悪い時は1ヶ月も出ないです。
一番ひどかったのは、ボーナスの支給はなく、全社員にお米が配られることがありました。
会社としてのそれなりの配慮なのかもしれないですが、今考えると異常過ぎです。
其の九:子育てへの理解
今でも週に数回は保育園の迎えのために、時間を調整していただいています。
ご迷惑かけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいですが、フレックス制度を利用しつつ、業務に影響下でない範囲ですごく理解していただいています。
定時前の退社になってしまうような時でも、外出扱いにしていただく事もありました。
その点、前の会社ときたら・・・。
私個人の都合を通さないために、内規を変更して1時間以上の遅刻・早退の場合は有給申請しろなどと、嫌がらせをしてきました。
それはすぐに取りやめとなって、半日以上の場合は半休申請を出すとおいう制度に緩和されましたが、結局はそれがキッカケで退職を決めました。
本当にただのピンポイントの嫌がらせでしたから。。。
おそらく子供の発熱などで遅刻をしたり看病で有給を使ったり、毎週早退をしているのが気に食わなかったのでしょう。
転職してよかった事まとめ
こう文字にしていると、前の会社は絵に描いたようなブラック企業でした。
そして、記憶が蘇り、愚痴だらけとなってしまう自分が嫌になりました。
そんな環境にこれからも身を置いていたら、心身ともにどうなっていたのかわかりません。
4年も前の話なので、世の中的にフレックスやリモートワークが一般的になりつつあり、環境も以前とは改善されているのかもしれませんが、なんにせよ、転職しなければよかったと思うことは何一つありません。
これは声を大にして言えます。
何一つありません。
ちなみに私が退職したことをきっかけに、中枢をになっていた社員が5人くらい立て続けに辞めていきましたw
その前同僚や前部下たちとは今でもお付き合いありますが、全員声を揃えて転職してよかったと言っています。
そりゃそうですよね。
地獄から抜け出せば、どこにいったって天国ですもんね。
同じようにブラック企業で社畜と化している人。
今は転職市場が基本的に買い手市場です。
この状況がいつまで続くかもわかりません。
だから、すこしでも迷ってるなら、転職サイトに登録してみたり、レジュメを作ってみたり。
そんなちょっとしたことからでも行動を起こしてみたらいいともいます。
転職の時によく使っていたサイト
転職した時によく使ったサイトを紹介しておきます。
転職会議
転職会議では、自社の評判や、転職を検討している会社の評判を見るために使いました。
求人情報ではいいことしか書いてないですが、転職会議を見ることで、実際の社員の生の声が見ることができて、転職先を検討するのにとっても便利でした!
転職会議は会員登録だけで無料で使えるのでホントオススメです!リクナビネクスト
いろいろな転職求人サイトがあると思いますが、私が利用したのはリクナビネクストでした。
たまたま最初に登録したのがリクナビネクストだっただけなんですけど、オススメの求人の情報がオファーメールとして届いたり、面接の日程調整や相談などを行ってくれる担当の方が付いてくれて、こんなメールや電話で二人三脚状態で転職をサポートしてくれました。
初めての転職活動で右も左もわからない状態でしたが、とてもスムーズに進めることができたのもエージェントの方のサポートがあってだからこそだと思います。
- 転職して悪かったことなんて一つもない
- 今の環境がブラックならば今すぐ行動してみるべき
- 転職するときのサポートはエージェントがしてくれるので安心
転職サポートも行ってくれるようなので、これからエンジニアをにキャリアチェンジを考えてる人はこういうオンラインスクールを利用して技術習得を行っていくのもいいと思います。
コメント